米雇用統計と外国為替市場との関係
雇用統計に示された雇用状況は、政策金利に影響を与えます。
特に、ＦＲＢ（連邦準備制度理事会）は雇用状況の変化に敏感に反応しますから、 雇用状況が悪化すれば金融緩和（利下げ）に動き、状況が改善されれば金融引締め（利上げ）に動く傾向が見られます。
そして、ドルの金利が上がればドル買いによるドル高、金利が下がればドル売りによるドル安へと動くのが、市場の一般的傾向です。
また金利とは別に、雇用状況の悪化は景気の悪化を意味しますから、投資利益の減少を予測してドル売り（ドル安）となり、 雇用状況の改善が見られれば、投資利益の拡大を期待してドル買い（ドル高）となる、と考えることもできます。
